YAMAGUCHI::weblog

土足で窓から失礼いたします。今日からあなたの息子になります。 当年とって92歳、下町の発明王、エジソンです。

Pythonの仮想環境構築 2017.01版

はじめに

こんにちは、Python界のテリー・ギリアムです。こんな記事を見かけて、Pythonの開発環境を作るのが面倒という認識が広まるのは良くないなあと思って書きました。ただの突っ込み記事です。

qiita.com

そのツールほんとに要りますか?

出だしにこんなセクションタイトルがありました。

その仮想環境本当に必要ですか?

たしかに仮想環境要らないひとは要らないよねっていうのは同意です。その場合、入ってるPythonのsite-packagesにどんどんパッケージがインストールされるだけなので、手動で消せる人はそれでいいし、そもそもパッケージのバージョンとか知るかって人はそのままパッケージインストールすればいいと思います。

とはいえ、複数のプロジェクトでパッケージのバージョンがぶつかったら困る人とかいるし、そういう人は仮想環境を使うことになるでしょう。で、件の記事ではいろいろなツールを紹介していますが、そもそもそんなにツール要りますか?というのが本記事の主旨です。

The Zen of Python

PythonにはThe Zen of Pythonという、Python自体の考え方や、それから派生したPythonで開発する上での指標となるものがあります。見たことがない人は次のコマンドで確認してください。

$ python3
Python 3.6.0 (v3.6.0:41df79263a11, Dec 23 2016, 08:06:12) [MSC v.1900 64 bit (AMD64)] on win32
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>> import this
The Zen of Python, by Tim Peters

Beautiful is better than ugly.
Explicit is better than implicit.
Simple is better than complex.
Complex is better than complicated.
Flat is better than nested.
Sparse is better than dense.
Readability counts.
Special cases aren't special enough to break the rules.
Although practicality beats purity.
Errors should never pass silently.
Unless explicitly silenced.
In the face of ambiguity, refuse the temptation to guess.
There should be one-- and preferably only one --obvious way to do it.
Although that way may not be obvious at first unless you're Dutch.
Now is better than never.
Although never is often better than *right* now.
If the implementation is hard to explain, it's a bad idea.
If the implementation is easy to explain, it may be a good idea.
Namespaces are one honking great idea -- let's do more of those!

今回の話につながるところでいくと、次の3つがあります。

  • Simple is better than complex. (シンプルなのは複雑であることよりも良い)
  • There should be one– and preferably only one –obvious way to do it.(1つだけ、できれば唯一、の明らかな方法があれば良い)
  • If the implementation is hard to explain, it’s a bad idea.(その実装の説明が難しいなら、そのアイデアは良くない)

ツールに関してもそうです。シンプルなものがあればそれを使おう、なるべくシンプルな構成にしよう、という考え方です。

virtualenv (venv)があればたいていのことは済む

pyenvを便利に使ってる人はいるんでしょう。しかし、pyenvのpython-buildは便利かもしれませんが、そんなに細かくPythonをインストールする必要がある人ってどれだけいるんでしたっけ?

pyenvはPythonのインストールから含めてオールインワンの実行環境を提供したいという目的があるのでしょうが、そもそもPythonのマイナーバージョンのアップデートはそこまで大きくなく、マイナーバージョンのリリースもかなり慎重です。実際マイナーバージョンでの下位互換性は高く、マイナーバージョンのアップデートも1年に1回程度です。公式のリリース情報のページで確認できます。

プロジェクトで稼働させているバージョンを固定させているならそのバージョンだけ入れればよいわけですし、マイナーバージョンごとにアップデートを行うにしても1年に1度あるかないか、さらに攻めた環境でマイクロバージョンごとにインストールするにしてもたかが知れています。(マイナーバージョンは大概がセキュリティフィックスか明らかなバグ修正。)であれば、pyenvでPythonを新規にインストールする必要ってどれくらいあるんでしょう。マイクロバージョンごとに確認しなければいけないライブラリ作者ぐらいでしょうけれど。

Pythonのインストール自体は configuremakemake installをするだけなので、かなり簡単にビルドできます。(pyenvでインストールを実行している内容もこれです。先ほどのThe Zen of Pythonでいえば “Explicit is better than implicit.” の項に当てはまる内容ではないでしょうか。)

で、本題の「どのツールが必要なの」という点ですが、基本的に virtualenv (venv) があれば事足ります。

venvのみを使う場合

venvはそもそもvirtualenvというツールがPython2系で広く使われてデファクトスタンダードになった時期がPythonのLanguage Moratoriumの期間に重なり、その時期にPython3ではこれを標準に入れようという動きから取り込まれたものです。

ですので、基本的には同じものと考えてもらって問題ありません。またパッケージ管理ツールに関しても現状ではpipに落ち着き、後ろで使われるパッケージングもwheelで安定したので、この辺はpipがデフォルトでインストールされる最近のPythonでは特に気にする必要はありません。

もしこの辺のいきさつを知りたい場合は次のエントリを参照してください。(古い話なので、そこまで知りたい人でなければ特に気にしなくてよいです。)

ただし、venvはPython3以降でしか使えません。Python3以降のみで使う場合には venv で事足りる、という認識でよいと思います。たまに例外もありますが、その場合は virtualenv を使えばよいでしょう。(Debian系では venv に必要な ensure-pip が設定されてないバイナリがインストールされることがあるのでその場合は python3-pip を入れてpipで virtualenv だけ入れればよいです。)

venv が入っていれば次のコマンドで仮想環境を作成できます。

$ python3 -m venv hoge
$ . hoge/bin/activate

virtualenvを使う場合

Python2系とPython3系両方でうまくやりたい場合は virtualenv を使えば良いです。基本的に venvvirtualenv の中からPython3系だけでうまくやるために必要なものだけ切り出してるので、基本的にできることは変わりませんし、メジャーバージョンを切り替えるような場合は virtualenv 一択となります。

virtualenvはPython本体のバージョン切替には使えませんし

先のエントリではPython本体のバージョン切り替えができないと書かれていますが、ふつうにPythonのバージョンの切り替えもできますよ。virtualenv のオプションを確認してみましょう。

  -p PYTHON_EXE, --python=PYTHON_EXE
                        The Python interpreter to use, e.g.,
                        --python=python2.5 will use the python2.5 interpreter
                        to create the new environment.  The default is the
                        python2 interpreter on your path (e.g.
                        /usr/bin/python2)

たとえば、Python2系がデフォルトの環境で、virtualenvでPython3系の環境を使いたいとき。

% python -V
Python 2.7.9
% python3 -V
Python 3.4.3
% virtualenv --version
1.11.6
% virtualenv -p python3.4 hoge
Running virtualenv with interpreter /usr/bin/python3.4
Using base prefix '/usr'
New python executable in hoge/bin/python3.4
Not overwriting existing python script hoge/bin/python (you must use hoge/bin/python3.4)
Installing setuptools, pip...done.
% which python
/home/ymotongpoo/hoge/bin/python
% python -V
Python 3.4.3
% deactivate
% python -V
Python 2.7.9

ちゃんとPython2系がデフォルトの環境でPython3.4の環境を作れていますね。

virtualenvwrapperについて

virtualenvwrappervirtualenv での環境作成や環境の切り替えを便利にするためのラッパーツールなので、内側で何をやってるかわかれば、使う使わないは本人次第です。 virtualenvwrapper でやっていることは次の内容だけです。

  • mkvirtualenv では特定のディレクトリ以下(eg. $HOME/.virtualenvs)で virtualenv のオプションをそのまま受け取って環境を作成する
  • workon では deactivate を実行し、指定した環境の bin/activate を実行する
  • rmvirtualenv では、mkvirtualenvで作成した仮想環境のディレクトリを削除する。

ディレクトリの移動などが本当に面倒」という人であれば使えばよいと思います。

まとめ

巷にいろいろとツールがあり、それらを紹介するエントリーがたくさん見つかるので、何か複雑なように見えますが、その実はシンプルです。デファクトスタンダードを使って、それをみんなでよくしていこう、というPythonのエコシステムに乗っかるほうがいろいろと便利ですよ。

2017.01.30 追記

ブコメTwitterでの反応を元にコメント。

Pythonの環境設定でむかついてる人はとりあえずこれをコピペで実行してください 2017.01

はじめに

こんにちは、最近Pythonをまた書き始めたマンです。なんか古い記事が参照されててだいぶ害があるので現状にあったやつにします。

要点

これからPythonを使い始める人、という前提に立っているので今更Python2系を使い始める意味はない。*1ということでPython3系(現時点最新安定版のPython3.6.0)を使いましょう。

  1. 標準を使うのがよい(venv + pip)
  2. 自分がよく分かってないツールは使わないほうがいい

Python2系を使う人は、上にリンクしてある記事にあるとおりなんですが、Python2.7を使うのであれば pip + virtualenv 一択だと思います。やり方は下にある内容と変わりません。

以下コピペ

macOS

Homebrew使ってるんなら3.6.0を簡単に入れられるのでそれで。

% brew install python3
% python3 -m venv hoge
% . hoge/bin/activate

あとはpippip3)で好きなもの入れればいいと思います。

Linux

ディストリビューションによってパッケージ管理ツールでインストールできるPythonのバージョンが違うけど、3.5は入ってると思うのでmacOSと同じ。*2

% sudo apt-get install python3
% python3 -m venv hoge
% . hoge/bin/activate

(2016.01.27 15:46 追記) Ubuntu/Debian系のvenvだとpkgresources-0.0.0とかいう謎パッケージがぶっこまれて、pip freezeでrequirements.txtを作ると他の環境で復元できないのでデンジャー。virtualenv入れてそっち使ったほうが良さげ。(by @aodag)

% pip3 install virtualenv
% virtualenv hoge
% . hoge/bin/activate

Windows

インストーラー使うかchocolatey使うかすればよいのではないかと。chocolateyなら簡単にPython3入る。

> choco install python3
> python3 -m venv hoge
> .\hoge\Scripts\Activate.ps1

まとめ

virtualenv (venv) もpipも標準で入ってるしそれ使えばいい。

追伸

別にHomebrewやMacPortsやchocolatey使うの嫌だったらインストーラーが公式サイトにあるからそれで入れればいいと思いますよ。

www.python.org

*1:Ansibleとかでやむを得ない人はいるかもしれない

*2:Ubuntu 16.04 LTSだといまは3.5.1が入るらしい。

Windows 10の開発環境を整えた

はじめに

こんにちは、大正デモクラシーです。年末年始に実家に帰るにあたって、Windows 10がインストールされているXPS 13を持って行ったんですが、実家で庭木の剪定以外にやることがなかったので、それ以外の時間はずっとコード書いてました。しかし、持って行ったマシンの開発環境がまったく整ってなかったのでいろいろ設定しなおしてとりあえずいい感じになったので、その作業メモを書いておきます。

TL;DR

これまでLinuxmacOSで育ててきた環境をWindows 10で使うことはあきらめて、これらのツールをとりあえず入れました。

MSYS2を入れて捨てた

はじめはMSYS2を使ってLinuxMacと似たような環境にしようかなと思ってごちゃごちゃやってたんですが、中に入ってるパッケージが古かったり、いろんなものとの相性が悪かったので捨てました。入れて作業して捨てるまでに1日半くらい使った気がします。まあMSYS2のいろいろな設定を見て回って一通り触ってみて良し悪しがわかったので、それは良かったとしましょう。

PowerShell on cmderで生きていくことにした

@ryushi と @aodag にどうしよっかねえ、と相談した結果、WindowsWindowsの世界で生きたほうが楽になれそうだったので、全部すっぱり捨ててPowerShellに移行することにしました。bash on Windowsなどを使う、という方法もあるかもしれませんが、どうもしっくりこないなと思ったのでやめました。今度暇なときに触ってみようと思う。

さて、Windowsを使っていくとはいえ、素のPowerShellはフォント回りをいじるのにレジストリいじったりしないといけない感じだったので、10年前とかに無駄にRegseekerで遊びまくって何度もWindows XPを再起不能にしていた身としては、極力レジストリはいじりたくない気持ちがあったので、ターミナルエミュレータのcmderを使っていくことにしました。

cmderを入れた理由はこんな感じです。

  • デフォルトでもろもろのコンソールを立ち上げられる
  • タブで各コンソールを管理できる
  • フォント回りを柔軟に設定できる
  • デフォルトで設定されている profile.ps1 がいい感じにGit for Windowsと連携してくれる
  • 上記の profile.ps1 が追加でカスタムの profile.ps1 を読み込む口を用意してくれている

Git Credential Manager for Windows

PowerShellで生きていく設定はできたので、次はコードを持ってくるために必要なGitの設定。ここで問題になるのは、自分はGitHubで2FAを使ってるので、そこをどうするか。LinuxmacOSではいい具合にcredential managerを使えるので、HTTPSであってもパスワード入力なしにpushもできるんですが、Windowsではデフォルトではそれをサポートしていません。で、いい方法ないかなと思って探したらやはりありました。

インストーラーがあって、Gitのインストールも一緒にしてくれる。これを入れたら2FAにしたGitHubアカウントでも快適にコードの管理ができるようになりました。

nvm for Windows

正月休みにVisual Studio Codeの拡張を更新するかと思っていたので、node.jsの環境をまず整えることにした。nvmを使って入れたいと思っていたら、ちゃんとWindowsに対応したものがあったのでこれを使ってインストール。

chocolatey

Windowsの環境をまじめに設定するのがWindows XP以来なので変化に驚いています。Visual Studio向けにはNuGetがあってなんかいい感じらしい、ということは聞いていたのですが、それ以外の普通のツール(パッケージ)管理用にchocolateyというツールがあるのをいまさらながら知りました。これでいちいち自分でパッケージを探してきて入れなくても済むんですね。本当に便利。

posh-git

PowerShell上でGitを扱うためにposh-gitをインストールしました。これはchocolateyにパッケージとして登録されているのでそちら経由でインストールしました。

> choco install poshgit

Python 3.6

Pythonをちょろっと書く必要があったのでPythonもchocolatey経由でインストール。

> choco install python3

Go 1.7.3

当然Goもインストールした。最新版がパッケージ登録されている。

> choco install golang

細かなこと

権限回り

Windowsは権限回りがかなり厳しく、PowerShellでいろいろなことを行うにはもろもろの設定が必要でした。ただしこれらもコマンド1つで設定を変えられるのでかなり楽な印象。

> Set-ExecutionPolicy -ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser

(追記: 2017/01/05 18:13:00)

Windows 10の開発環境を整えた - YAMAGUCHI::weblog

powershellはset-exectionpolicyでガバガバにするの止めて、powershell.exeの起動時のオプションに「-exectionpolicy remotesigned」付けて権限をプロセス単位に閉じ込める方が良いと思う。

2017/01/05 17:30
b.hatena.ne.jp

なるほどそういう方法があったのですね!早速cmderのPowerShellの起動オプションに追加します!

コマンドレット

PowerShellのコマンドレットを覚えるのは大変 *1 だけれども、Get-Help コマンドレットで対象のコマンドのオプションはすぐにわかるし *2 、オプションで -Online をつければ、ブラウザで詳細なドキュメントがすぐに読めるのでとても良い。

*1:Unixシェル的なエイリアスが用意されているけれど、なるべくWindowsの世界で生きてみるために使わないことにしている

*2: ところで Get-Help のエイリアスは man になっているあたりが優しい

YAMAGUCHI::weblogの2016年を振り返る

はじめに

こんにちは、Go界の低温調理器です。今日でまた1歳年齢を重ねました。例のやつです。

関連エントリ

なんだかんだで振り返りを10年やってるっぽい。

ymotongpooの2016年

昨年立てた目標

昨年立てた目標的なものを見てみます。この項目毎年年末に適当に書いてて、まったく翌年覚えてないことに気が付きました。

  • 動画関連技術で遊ぶ
  • アクションカムと360度カメラで遊ぶ
  • Androidで遊ぶ
  • 資産運用を真面目に考える

動画関連技術で遊ぶ

家の録画機で遊んでいたくらいで、仕事では積極的には動画で遊んでいませんでした。YouTubeにいたときと比べると動画に触れる機会がかなりすくない。Android関連でいうとExoPlayer2が地道に対応コーデック増やしているのを追いかけていたりするくらいなので、来年はその辺で仕事もっと作れないかなあと考えています。

アクションカムと360度カメラで遊ぶ

昨年の今頃は360度動画をカメラとかが来るかもと思っていろいろ調べていた記憶がよみがえってきました。個人的には旅行に行ったりするときはアクションカムや360度カメラを持って遊んでいるのですが、やはり加工に手間がかかる部分をどう解消するかというのが課題ですね。

Androidで遊ぶ

Androidアプリは下位互換を捨てると年々書きやすくなっている印象で、Android Studioの進化でより開発がしやすくなってきたなあと感じました。もちろん、業務で扱ってるから下手にはまることはないんだけれど、客観的に見てかなり直線的に開発できるようになったと思います。

資産運用をまじめに考える

まじめに考えた結果いろいろ動き始めました。また pyspa Slack の #kane チャンネルでいろいろと話してると資産運用やら税制の話などがあって面白いです。

今年特にやってたこと

まずそもそも「お前の仕事はなんなんだ」っていうところから始まるんですが、自分の職種は、自社で開発した製品やサービスを広く紹介すると同時に、フィードバックを集めて製品チームとともに問題を解決していく、というのが主な役割です。これに関連すればなんでもする、という役職なので、コミュニティの場でプレゼンをすることもあれば、サンプルコードを書くこともありますし、PRDのレビューをすることもあれば、PRDを書くこともあります。

仕事など

今年はAccelerated Mobile Pages(AMP)のGoogle検索対応が年初からあり、それも何段階かのリリースがあったため、この1年はだいぶAMP関連の仕事が多かったです。

いくつかご一緒させていただいた企業のブログエントリにもリンクを貼りましたが、ほかにもすでにリリース済みのものや現在進行形のもの合わせて多くの企業にご協力いただいています。AMPはGoogleがイニシアチブを取っているオープンソースプロダクトではあるけれども、実際にAMPページを生成してくれるサイトオーナーがいてこそのものなので、実際に取り組んでくださった企業にはご迷惑をおかけしたこともありつつ、AMPを良いものにするために多くのフィードバックをいただき、それらの多くがすでにレポジトリに反映されています。

またProgressive Web Apps(PWA)を全面に押し出したのもこの1年でした。AMPで素早くファーストビューをとり、PWAでは総合的なウェブ体験の向上を、という提案は個人的にはかなりおすすめではあったのですが、まだまだ様々な課題や懸念もあり、まだまだ実際の導入事例は少ないのが現状です。来年一年はもっと増えることに期待しつつ、コツコツと取り組みを進めていくしかないですね。

Chrome Custom TabsSmart Lock for Passwords はひきつづき一押し機能なので来年もプッシュしていきます。

変わり種としてはTangoの担当を始めたことが挙げられます。Tangoは個人的にはいま一番実用性が高い端末ではないかと思っていて、特にB2CではなくB2Bにおいて受ける端末だと思っています。Unityのプラグインもなかなかに使いやすくなっていると思うので、来年はもっと多くの事例の支援ができればなあとぼんやり考えています。

Anova

今年、と言っても1か月程度だけれど、Anovaの低温調理器が本当にすごいです。昨日のエントリにも書きましたが、いままでなんとなくでやっていた肉料理に対する見方が完全に覆されました。ステーキやローストビーフなど、塊肉に対して中心までどのように火を通すか、これは料理において大きな課題でしたが、完全に再現可能な形で容易に実施できるのは科学の勝利と言っていいと思います。

鶏むね肉のサラダチキン、ローストビーフなどはすでに何度か調理して完全にその質に満足しているので、来年はAnovaを活かしてより高度な低温調理の世界を堪能したいと思います。

海外出張

2016年は例年に比べて多くの出張がありました。面白いのはそれぞれの出張が全部違うプロジェクトだったことで、来年もおそらく同様のスケジュールになりそうです。

多くのプロダクトを抱えるのは日々の仕事においては大変なことも多いですが、多くの人と知り合えるという利点もあるので、これからも各地にいる製品チームに多くのフィードバックしていきます。

スペイン語

海外出張の合間に9月にスペインに行ってきました。

ymotongpoo.hatenablog.com

スペインは期待していた以上に素晴らしく、これなら毎年来たいと思うくらいでした。そこで現地の人との交流のために旅先で始めたスペイン語の勉強ですが、無理のないペースでちょこちょことやっていました。最近はさぼりがちになってしまったけれど、スペイン語は面白いので、長期的に勉強したいなあと思います。

ジム

今年の後半はずっとジムに行っていました。半年でだいぶ体が変わってきたので、引き続きこの調子でやっていって、来年はさらなるレベルアップをしたいと思います。懸垂20回をコンスタントに達成できるようにしなければ。

来年に向けて

毎年これ書いてるけど、毎年忘れてるんだよなあ。まあでも書かないよりはマシと言ことで今年も書きます。

  • スペイン語の勉強
    • Duolingoだけでは限界があるので、まずは文法書的なものがほしい。
  • Pythonやり直す
    • numpyやらscipyやらをいじり始めたので
  • 資産運用を引き続き
    • お金は大事
  • ジム
    • コツコツ頑張ります

2016年買ってよかったもの

はじめに

こんにちは、しうまちの成年後見人です。日付変わって今年も残すところあと2日ですね。さて、毎年大晦日に1年の振り返りを書いてるんですが、それを書こうかといろいろ考えてたら、今年1年は買ってよかったものがたくさんあったことを思い出したので、別途記事としてまとめておこうと思います。

2016年に買ってよかったもの

Anova Precision Cooker

まずなにを差し置いてもAnovaの低温調理器。

これは本当に素晴らしくて、たとえば100g 50円みたいな鶏むね肉を、塩コショウで簡単に下味をつけて、ジップロックに入れて、適当なハーブをぶちまけて、浸水式でぴったりと口を締めた後、60度超で2時間弱くらい放っておけば、あっという間にぷりぷりのサラダチキンができてしまう。あるいは輸入牛の内もも肉を1kgくらい塊で買って、適当に下味をつけて56度とかで一晩ほったらかしとけば、もうローストビーフの出来上がり。

気に入っている点を箇条書きで書くとこんな感じです。

  • 火を使わないのでほっといても安心
  • 温度を一定に保つことに一切気を遣わなくて良いので並行して別のことができる
  • 確実に温度を一定に保てるので調理の再現性がきわめて高い
  • コンロをふさがないのでほかの料理は普通にできる
  • 収納時はただの筒なので収納しやすい
  • Anovaでの下ごしらえのあとは香りづけに集中できる

安い肉が調理一つでここまでおいしくできるという事実を知って、料理がより楽しくなりました。

Anker SoundBudsシリーズ

Bluetoothイヤホンはいろんなオーディオ機器メーカーから出ているけれど、Ankerのものは2500円程度でありながら、その値段の割に良い音質で、接続も安定していて、電池の持ちもそこそこ長いので気に入っています。自分はSoundBuds Sportをはじめに買って、アムステルダム出張のときに無くしてしまい、いまはその代わりに買ったSoundBuds Sport IE20を使っています。どちらも接続が安定していて重宝しています。(いまAmazonでもSoundBuds Sportを売っているけど、かなりぼったくり価格になっているので注意)

ErgoDox EZ

これを買った経緯と買ってからの実感はこのエントリを読めば書いてあるので割愛。

ケンジントンのSlimBlade

ErgoDox EZの購入に合わせて、トラックボールを導入しました。初トラックボールではあったけれど、使ってみると案外すんなり導入できました。マウスはエルゴノミクス型のものもあるけれど、どうしてもマウスを操作することで肩に力が入ってしまい凝りにつながるので、鏡を見ながら肩の位置がなるべく変化しない位置を探して設置しました。

ケンジントントラックボールでよいのは4つボタンがあることで、トラックボールでやりづらい操作をしやすくしているという点。たとえば「左ボタンを押しっぱなしにする」みたいな操作をファイルのドラッグアンドドロップで行うけれども、クリックしただけで「左クリックをホールドする」というボタンを作れます。またボール周辺の板の角度が手首に無理のない角度で疲れません。またケンジントントラックボールの中でもSlimBladeのボールの滑りが一番良いと思います。

THERMOSの600mlのタンブラー

サーモス 真空断熱タンブラー 600ml ステンレス JDA-600 S

サーモス 真空断熱タンブラー 600ml ステンレス JDA-600 S

420mlのほうではなく600mlであることが重要。これにより500mlの缶ビールを一気に注げる。熱いものも冷たいものも、このタンブラー一つでストレスなく飲めるというのは気楽です。

α6000のズームレンズキット

海外出張や海外旅行にいままで頑張ってNikonのD610とレンズをいくつか持って行っていたけれど、場所がかさばるし重いので、歩き回ることが多いところだとかなり疲労していました。もちろん撮れる画はきれいなので満足ではあるけれど、多少写真の質が下がっても機動力を上げたいと思い、サブ機としてミラーレス一眼の購入を検討していましたが、悩んだ結果ソニーのα6000のズームレンズキットを購入しました。

実際に使ってみるとA-PSCではあるものの、十分優れた画が取れて、操作性もよく、またPCと携帯との接続もスムーズにできるため、ストレスがかなり減りました。またさすがソニーだけあって、動画の質が高いのもうれしい点。ボディとレンズ合わせたサイズが小さくなったことから、最低限として持ち歩く三脚もマンフロットのミニ三脚でかなりのシチュエーションをカバーできるようになりました。

Manfrotto ミニ三脚 PIXI ブラック MTPIXI-B

Manfrotto ミニ三脚 PIXI ブラック MTPIXI-B

骨盤職人&フォームローラー

ペルビス 骨盤職人 PV01

ペルビス 骨盤職人 PV01

「筋膜リリース」「トリガーポイント」などの検索ワードで調べると必ず出てくるもの。骨盤職人は腰や臀部の凝りが面白いように取れて、ほぐし終わると尻がつきたての餅みたいになります。ふわふわです。これをやってから寝ると本当に体が軽く、ぐっすり眠れます。

IncaseとAerのバックパック

これまでThe North Faceのフューズボックスを使っていたけれど、中に仕切りがないのが普段使いで使いづらいと思うことが何度かあったことと、旅行や出張で使いづらさを感じていたので、通勤用と出張・旅行用でバッグを分けることにしてからかなり探していきついたのがこの2つのバッグ。

自分が求めていたのは次のような点を満たすもの。

  • 仕切りやポケットがスリムに必要な分だけある
  • 出張・旅行用は1泊分の替えの下着と上着を入れられるだけのスペースを持たせる
  • PCのスリーブがある
  • アクセスしやすいポケットがある
  • 肩を疲れにくくするためハーネスがある
  • 外見がすっきりしている
  • 作りが丈夫

上の2つのバッグは実際に使い始めてみて、かなりしっくりきていて、QOLが向上しました。しかし、引き続きより良いバッグがあればと探しているので、良い情報を持っている人はぜひ教えてください。

おわりに

自分は普段はあまりものを買わないほうだけれども、なぜか今年は買い物を多くして、その中でも良いものが多かった年でした。安物買いの銭失いは嫌いだけれども、良いものは買うと生活を変えてくれるので、これからもそういう良品を見つけていきたい。