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海水パンツとゴーグルで、巨万の富を築きました。カリブの怪物、フリーアルバイター瞳です。

「レベル7」読了

レベル7(セブン) (新潮文庫)

レベル7(セブン) (新潮文庫)


実家に帰ったら本棚に置いてあったのでもって帰ってきて読んだ。全体的な感想を率直的に書けば「なんだこの薄っぺらい本は?」という感じ。
文庫で約650ページという厚みがある本でしたが、こんな内容だったら300ページくらいで書けたんじゃないでしょうか。みさお関連のエピソードは一切省いてもまったく問題がないし、書いたから話に厚みがでたかと言えばそうとも思えません。そもそもこの人物を登場させる必要があったのかはなはだ疑問です。
またネタバレになってしまいますが、村下猛蔵であることは物語中盤でうすうす気がつくことですし、なにか最後のどんでん返しがほとんどない面白味に欠ける結末であったことがさらにストレスを増やしました。
「売れた本≠面白い本」という構図がそのまま当てはまる作品だったと思いました。