YAMAGUCHI::weblog

海水パンツとゴーグルで、巨万の富を築きました。カリブの怪物、フリーアルバイター瞳です。

キャンプを始めるにあたって買ってよかったもの

はじめに

こんにちは、Google Cloudのオブザーバビリティ担当です。Google Cloud Operations suiteとかOpenTelemetryとかやってます。コロナ禍でなかなか気軽に街や観光にいけなくなり、ソーシャルディスタンスを保ちつつできる新しい趣味をということで今年の頭からキャンプを始めました。皆考えることは同じで折しも世の中はキャンプブーム。キャンプを始めるにあたって友達と一緒にグループキャンプなどはできませんでしたが、家族との時間は楽しく過ごせました。キャンプをはじめるにあたってはインターネットで多くの情報を知ることができました。キャンパーは相対的に見てインターネットで情報発信をしている人が多いように感じます。おかげでほぼネット通販で道具を揃えることができたわけですが、使い始めるまでそこまで重要だと思ってなかったけどあってよかったものがたくさん出てきました。そうした細かなものも含めて、本記事では初心者目線で「これがあって良かったな」と思ったものを書いていきたいと思います。

この記事はキャンプアドベントカレンダーの1日目です。

adventar.org

メイン

まずはネットで検索したら色々と事例が出てくるメインのキャンプ道具についてです。

テント

なにはともあれテントです。最初は普通のドームテントとタープを買おうかな、と思っていたのですが、すでにキャンプベテランである id:a2c に「初心者で家族で行くならツールームがいい」と勧められて、ちょうどスノーピークがエントリー用のツールームを出していたので購入しました。

1張り目でグランドシートと専用インナーマットで10万円コースは少し緊張しましたが、買ってみてこれは本当に良かったと思いました。このテントで良かったのはまず設営で迷うことがないことです。テントの設営自体が初めてだったときでもガイロープの本体への取り付けも含めて1時間半程度でできましたし、いまは慣れやガイロープの取り付けをカラビナで行うように変えたこともあって全部で30分程度で設営が終わるようになりました。テントの設営が早く終わるのは何よりも良いですね。

つい先日も最低気温3度の中キャンプをしましたが、前室で灯油ストーブをつけていたら、室内は15度くらいまで上がり、とても快適に過ごせました。雨が降るキャンプでも普通の雨程度では問題なく過ごせましたし、良い買い物だったと思います。幕がポリエステルなので雨の後の手入れも楽なのがいいですね。

いまはタープを張るのも簡単にできるようになりましたが、やはりとりあえずこれさえ建てたら寝て雨が降っても過ごせる場所ができるというのは屋外にいて何より心強いものです。夏の室内の暑さなどは考慮に値する懸念事項ではありますが、全体的に見て私のような 初心者に使いやすいテントだなと思います。

マットと寝袋

キャンプで寝れないと肝心の日中がまったく楽しめないし、それは本当に嫌だったのでマットと寝袋はお金をかけました。

マットと寝袋のおかげで、これまで寝心地が悪くて寝られなかったということはありませんでした。リフレッシュをしにキャンプに行くわけですから、これは本当に用意して良かったなあと毎回思います。

少し失敗だったと思ったのはダウンシュラフは冬に結露で表面が濡れると残念なことになるというところで、ここは今後シュラフカバーを用意するなり、現状応急措置としてやっている毛布の外掛けを続けるなりしようと思います。

バーナー

キャンプを始めようと思い立って調べるまでは焚き火台で調理をするのがメインだと思っていましたが、よくよく調べてみたら焚き火は火力を安定するまでに時間がかかるし、火力の安定も難しいのでバーナーが必要と知り、なるほどなと思いました。で、以前花見などで鍋をしたときに普通のカセットコンロでは難しかったことを思い出して調べてみると、やはりキャンプ用のバーナーは違いますね。ちゃんと風防があって感心しました。

で、このツインバーナーを買ったわけですが、いまのところ安定して使えていて、かつ専用キッチンスタンドを使っても使わなくても、いい感じに調理しやすいので大変重宝しています。もはや逆に焚き火がおまけでこのバーナーがあるだけでキャンプが成立する気すらします。ステンレスで汚れを落としやすいのもいいですね。

椅子

自分は体格が大きいため、背もたれでちゃんと頭まで支えられるものがなかなかなく、かつ色や座面の素材感が好きだったのがコールマンのレイチェアしかなかったので、まずはこれを購入しました。

はじめは持っていたヘリノックスのチェアワンを使っていたのですが、自分はこの背もたれでずっと過ごすのは姿勢が厳しいなと感じたので、背もたれ付きを買いました。またチェアワンは出先でちょっとだけ座りたいという用途ではよかったのですが、長時間座るときに軽量すぎて安定感に欠けるなと思ったのも理由でした。

小物

次は別になくてもまったく問題なく過ごせるけど、あってとても便利だった小物です。これらは主に100円ショップや雑貨店で買ったものがメインです。

鍋敷き(兼焚き火テーブル)

IKEAの鍋敷きです。焚き火台で調理したてのコンボクッカーとバーナーで調理したスープをそのまますぐにテーブルの上に置く、といったことができるようになります。雑に熱いものをテーブルに置けるのは思いの外便利ですよ!

www.ikea.com

しかもこの鍋敷きはステンレス製である程度強度があるので、これと鍛造ペグを組み合わせて簡易的な焚き火テーブルを作ることも可能です。

https://camp-quests.com/wp-content/uploads/2020/04/%E3%82%BD%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%863.jpg (画像はこちらより引用)

他にも灯油ストーブの上に五徳代わりに置いたりするなど、雑に便利に使っています。

ゴミ箱

ゴミ箱代わりに使っているのが、100円ショップで買ったランドリーバッグです。

ランドリーバッグjp.daisonet.com

普段は薄く畳んでしまっておけますし、キャンプ場に付いたらこれをぱっと広げて中にゴミ袋を入れるだけですぐにゴミ箱になってくれます。また白いメッシュも意外と中のゴミを目隠ししてくれます。これを色違いで持っていて、ゴミの分別をしています。一目でわかるので、非常に便利です!

ランタン

キャンプと言えばランタンですが、ガスランタンや灯油ランタンは危なかったり手入れが大変なので、まずは便利に使えることを重視して次のようなLEDランタンを複数用意しました。

高いLEDランタンはより明るいものもありますが、キャンプであまりに明るいLEDランタンは興ざめになるのと、広い範囲で程よく明るいほうが諸々便利という話を聞いたので、このランタンを4つ持っていっています。それが大正解でほんのり広い範囲が明るくなり、サイトの雰囲気はいいまま、物が暗くて見えないということがなく、夜でも便利に過ごせています。このランタンの場合、明るさが弱なら冬で2晩使っても持つので、とても重宝しています。

ランプ掛け(キャンピング用)jp.daisonet.com

ところでランタンハンガーがダイソーに売っているので、これでポールにもランタンが設置できます。本当に100円ショップのキャンプ道具の充実具合は素晴らしいですね。

スキレット

なぜかキャンプ道具が豊富な100円ショップ界隈ですが、調理器具周りも豊富で、たとえばスキレットもあります。

スキレット Mjp.daisonet.com

アヒージョや目玉焼きなど、ちょっとした調理をするのにちょうどよいサイズで、何より安いのが最高です!スキレット以外にもメスティンやフォーク、スプーンなど、100円ショップで揃えられる調理器具がたくさんあるのは本当に助かっています。

おわりに

キャンプ好きな人と話をすると、すぐキャンプ道具の話になるのですが、はじめてみてその理由がようやくわかるようになりました。キャンプサイトはただの空き地なので、そこに自分が持っていった道具でそこでの数日間をいかに快適にするか、という工夫が必要になります。その工夫を助けてくれるのがキャンプ道具であるからこそ、キャンパーは常に道具に関心があるのだなと、実感しています。今日挙げたものよりさらに便利な道具などがあればぜひおしえてもらいたいです。例えば最近関心があるのは使いやすいキャンプ用の包丁です。

わざわざ不便なところに不便な生活をしにいく、という自己矛盾がある趣味だとは思いますが、空き地から快適な空間を作り上げるというプロセスは、日々無意識に享受している便利さを実感できる良い機会となっています。キャンプを終えて家に帰ってくると、ふかふかの布団やベッド、温かくて気持ちの良いお風呂、気温を気にすることなく物を冷やせる冷蔵庫、安定して強力な火力を保てるガスコンロ、夜でも明るく過ごせる蛍光灯、などそれらすべてが便利に感じられます。

まだこれから色々なキャンプ場で様々なトラブルを経験することになると思いますが、長く不便を楽しんでいこうと思います。

明日は世界の山下さん(@pyama86)です。