症状
VMware Serverを用いてLinuxを稼動させようとするものの、下記のようなメッセージのまま起動中に停止してします。
Umcompressing Linux... Ok, booting the kernel
対応
SMPカーネルでない通常カーネルで起動する。
いままで逆に仮想マシンのコア数を1にしている状態でSMPカーネルで動いていたのはハードウェアに因るものなのだろうか。要追調査。
関連事項
メモリ制限を決定するもの
大枠で下記の三点。
- CPU
- チップセット
- OS
以上3つの最小値が制限となる。
SMP (Symmetric MultiProcessor)とASMP (Asymmetric MutliProcessor)
日本語では「対称型マルチプロセッサ」と訳される。複数CPUあるいは複数コアが対等な立場で処理を行う。現在一般的なx86アーキテクチャはこれに相当する。これに対してASMPは「非対称型マルチプロセッサ 」であり、Cellなどはこれに該当する。RHELではSMPカーネルはPAE(Physical Address Extension)がなされているので、後述のように4GB以上のメモリが扱える。
RHELのカーネルの種類
RHEL4ではkernel 2.6系が採用されたので、大容量メモリ対応のカーネルが出ている。それらの違いが下記の表。
カーネルの種類 | サポートする最大メモリ容量 |
---|---|
通常のカーネル | 4GB |
SMPカーネル | 16GB |
hugememカーネル | 64GB |
64bit OS
現状ではユーザが気にするようなメモリサイズは余裕で扱えるので64bit OS使っているときはおそらく問題なし。ただし1プロセスあたりに使えるメモリ領域に関しては追調査が必要。