研究室でもようやく後輩がサーバ管理をするようになったので,プロジェクト管理用サーバを任せようと前回書いたTracに関するエントリを見てみたらTracのインストールまでしか書いてなかったので追記.
Tracには様々な機能が付いていて,それぞれに関して権限が割り振られています.機能に関してはTrac内のTracPermissionsのページに書いてあるんで読めば分かると思います.ここに簡単なメモ書き.
- Tracの各種権限(privilege)
BROWSER_VIEW | レポジトリブラウザ内のディレクトリ構造を見る権限 |
LOG_VIEW | レポジトリブラウザで履歴を見る権限 |
FILE_VIEW | レポジトリブラウザでファイルを見る権限 |
TICKET_xxxx | チケット発行に関する各種権限 |
MILESTONE_xxxx | ロードマップに関する各種権限 |
REPORT_xxxx | 報告に関する各種権限 |
WIKI_xxxx | に関する各種権限 |
xxxxの部分にはVIEW, CREATE, MODIFY, DELETE, ADMINなどがあります.
一番最初にまずすべての権限がanonymousに与えられているので,権限を剥奪することから.
# trac-admin /path/to/trac/project permission list anonymous # trac-admin /path/to/trac/project permission remove anonymous PRIVILEGE
次に特定のユーザに各権限を与える.
# trac-admin /path/to/trac/project permission add USERNAME PRIVILEGE [PRIVILEGE] [PRIVILEGE]...
複数の権限を与えるときは権限名を列挙すれば大丈夫.またいちいちユーザに権限を設定するのが面倒なとき(特に新しいユーザを追加するとき)はあらかじめTracの各種権限をグループに設定してから,ユーザをそのグループに追加するという方法が楽.
# trac-admin /path/to/trac/project permission add GROUP PRIVILEGES # trac-admin /path/to/trac/project permission add USER GROUP