動機
Emacsやviばかり使うのもいいけど、これからJavaの開発やったりするのにIDE使えないと厳しいなと思ったのでなれるためにIDEでPython開発(というかDjango開発)の環境を作ってみようと思ったため。
方法
Eclipseのインストール
まずはEclipseをインストール。とりあえずJavaEEとかの開発はしない予定なので、一番軽いもの(Eclipse IDE for Java Developers)を入れる。
執筆時の最新バージョンは3.4.2 Build id M20090211-1700でした。Pythonは基本的にUTF-8でコーディングすることになると思うので、若干の設定を施します。
[Preferences]-[General]-[Editors]-[Text Editors]-[Spelling]にて[Dictionaries]-[Encoding]をOther:UTF-8として選択。
PyDevのインストール
Python用の開発環境を幾つか調べてみたけど、PyDevが一番使われてそう&便利そうなんで入れることに。
[Help]-[Software Updates]-[Manage Sites]-[Add]に下記URLを追加しOKを押す。すると下記のような画面になるのでPyDevにチェックを入れてInstall
使い心地
わりと快調です。基本はEmacsユーザなんで矢印で移動するのがちょっとうっとうしいですが、慣れると補完とかばしばし使えるのでとてもいいです。具体的には
- "from hogehoge"と打つと、次のスペースを入れるだけで"import"が補完されるので、最初が気持ちいい
- "def __unicode__"と打つと"(self):"が補完されるので、なんか気持ちいい
- IDEならたいていそうだが、メソッドがわかんなくなったらとりあえずCtrl+Space押しとけばなんとかなるのがいい
- 階層が一目で分かるのがいい
- メンバとかが一目で分かるのがいい
- メソッドとかクラスとかじゃまな部分を畳めるのがいい
注意
runserverが起動できない
Eclipseを起動しているときにrunserverすると怒られます。(Mac版+Django on MacPortsとWindows XP版+Django on Cygwinで確認しました)
$ python manage.py runserver Validating models... 0 errors found Django version 1.0.2 final, using settings 'webapp.settings' Development server is running at http://127.0.0.1:8000/ Quit the server with CONTROL-C. Error: (48, 'Address already in use')
理由は簡単でEclipseが8000番ポートを使っているから。
$ lsof -n -P -i :8000 COMMAND PID USER FD TYPE DEVICE SIZE/OFF NODE NAME eclipse 315 ymotongpoo 69u IPv6 0x4f03174 0t0 TCP [::127.0.0.1]:8000 (LISTEN)
Eclipse起動しながらrunserverするときは
$ python manage.py runserver 8001
とかポート番号をずらしてあげよう。
ローカルブラウザが立ち上がる
テンプレートを編集しようとダブルクリックすると、Eclipse内でブラウザが立ち上がっちゃったりします。編集はファイルを右クリックして[Open With]-[Aptana HTML Editor]を選択してあげればエディタが立ち上がります。
今後
まだこのままではJavaScript(というかMochiKitやjQuery)の開発をする環境がないので何かしらプラグインいれないとなあ。