YAMAGUCHI::weblog

海水パンツとゴーグルで、巨万の富を築きました。カリブの怪物、フリーアルバイター瞳です。

「Live ぼくらの空気公団」@六本木 SuperDeluxeに行ってきた

はじめに

このブログに珍しく自分の生活を出してみます。どうしてもここで紹介したいので。

空気公団というバンド

ぼくらの空気公団

ぼくらの空気公団


山下達郎をもってして「どの曲も素晴らしい」といわしめた楽曲の数々は、今の日本のバンドの中でも髄一と思います。結成は1997年と早いのですが、当時オリコンチャートがものを言った時代にあってはなかなか世間での知名度が上がらず、現在まで彼らのペースで地道に活動してきています。
彼らは音楽だけではなくまさに「アーティスト」として、展覧会など様々な形で活動を行ってきました。そんな彼らのこれまでの集大成としてのファンセレクトのベスト盤、「ぼくらの空気公団」が発売されてのツアーの千秋楽に行ってきました。

Live ぼくらの空気公団

前半戦はいま言った「ぼくらの空気公団」の中から選曲。パーカッションに山口トモさん*1がいたので独特な音が鳴っていましたが、空気公団の音楽と絶妙に調和していたのが印象的でした。恒例らしいですが、ベースの戸川さんが「そろそろタバコを吸いたい」ということで前半戦終了。
後半は様々なアルバムから新しいアレンジを加えての演奏が続きました。MCでは窪田渡さんが着実に曲紹介やトークをする合間に、独特の間で山崎ゆかりさんが天然まじりのトークをはじめ、それを戸川由幸さんがつっこむという絶妙な空間が出来ていました。山崎さんが唐突に「空気公団を選んでくれてありがとう」という言葉を発したのがすごく印象的でした。
アンコールも2回もしてくれて、特に2回目のアンコールなんかは「とりあえず出てきたけどなにも考えてない(戸川さん)」というほどのサプライズっぷり。会場に「どの曲聞きたいですか?」とリクエストを受け付けるほどでした。空気公団のライブ全般に言えることですが、小さい箱で行うため、メンバーとの距離が近く、座って落ち着いて聞けるので、落ち着いていてかつ一体感が得られる不思議な感覚が得られます。
全体を通して新旧アルバムから選りすぐりの曲が演奏された、非常に満足度の高いライブでした。これから今年いっぱいは新しいアルバムの制作に入るそうで、来年はそのアルバムをもって、ライブを多数行うとのことですので、是非いまのうちから「ぼくらの空気公団」をお手に取って下さい。
ライブのセットリストを掲載します。とりあえず見つかったものだけはリンクを貼りました。

*1:写真家としても有名