はじめに
いつから行われているのかわからないけれど、IT業界では「パスワード ハ オッテ ゴレンラクイタシマス」という呪文を唱え、パスワード付きzipとそのパスワードを2通のメールで送る慣習がある。普段は自分からそういうzipファイルを送ることはないのだけれども、今日たまたまどうしてもそうする必要があった。
zipcloak
で、調べてみたら、macOSでもzipcloakコマンドというのがあって、それを使えばパスワード付きzipを作れるということを今日知った。情弱乙。
$ zip -r path-to-dir/ archive.zip $ zipcloak archive.zip Enter password: Verify password:
zipコマンドでまず普通のzipファイルを作成して、zipcloakコマンドでそれをキーフレーズで暗号化するという流れ。地味に便利だった。
zip -e
記事を公開してから力武さんにzipコマンド自体のオプションを教えてもらった。
@ymotongpoo zip -e で行けそうな気がします
— Kenji Rikitake (@jj1bdx) 2017年4月24日
$ man zip ... -e --encrypt Encrypt the contents of the zip archive using a password which is entered on the terminal in response to a prompt (this will not be echoed; if standard error is not a tty, zip will exit with an error). The password prompt is repeated to save the user from typing errors.
ほんとだ、情弱すぎた。というかmanを読んでないのが悪い。
$ zip -e -r path-to-dir/ archive.zip Enter password: Verify password:
できた。