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全然更新していませんでしたが、ネタがなかっただけです。無事社会人となって、今は研修をしていますよ。満員電車は大変です。
NHKでドラマ化され話題を集めた「ハゲタカ」ですが、ドラマ自体を見たことがなかったことと、たまたまBOOK OFFで安く売っていたので通勤時間に読もうと思い買ってみました。後で知ったのですが、ドラマと原作ではシナリオが全然違うみたいですね。
いわゆる「ハゲタカ」と呼ばれる外資ファンドが企業買収をあの手この手で行っていく様子と、対照的に不良債権を抱えた日本の各銀行の様子をありありと描いています。特に終盤に向かって、ハゲタカの中でも屈指のプレイヤーである鷲津と都市銀行の中で実力をつんだ芝野、そして伝統あるミカドホテルの代表の松平貴子の三者の思惑が交差し、ミカドホテルのMBOに向かって収束していく流れが自然で、テンポよく読めました。
ただ、残念ながら続編の「バイアウト」に続くせいか、尻切れトンボな終わり方で、「ここまで盛り上がったのに、これで終わり?」というような読後感を味わわされました。
早く続編を買って読まなければ。