YAMAGUCHI::weblog

海水パンツとゴーグルで、巨万の富を築きました。カリブの怪物、フリーアルバイター瞳です。

マレーシアに行ってきた

はじめに

こんにちは、Google CloudでオブザーバビリティやSREを担当しているエンジニアです。先日バルセロナに家族旅行に行ってきましたが、今年最後の出張として12月初旬にクアラルンプールに出張に行ってきました。

バルセロナに行くときはアムステルダムまで13時間、そこから乗継便で3時間強と体力的に疲れるフライトでしたが、それと比べたらクアラルンプールまでは直行便で7時間程度なので余裕でした。

旅程

日程 アクティビティ
11/30 NRT→KUL
12/1 マレーシアオフィスで仕事&登壇者懇親会
12/2 DevFest KL 2023
12/3-4 少し観光&KUL→NRT

気付きと感想

Malaysia Digital Arrival Card(MDAC)

マレーシアは90日間の滞在でパスポートの残存期間が半年以上あればビザなしで入国できますが、それ以外にMDACというデジタル入国カードを記入して、入国審査自動化ゲートを使うことを推奨されました。

これは今月1日から義務化されたそうなので、これからマレーシアに行く場合には事前に登録する必要があります。12/8からは登録していないと出発できないそうです。登録自体はパソコンでやればすぐにできるので、これから行くときは気をつけないといけないですね。

KLIA Ekspressを使って市内へ楽々接続

クアラルンプールの中心地はクアラルンプール国際空港(KLIA)から60kmくらい離れているのですが、KLIA Ekspressという特急を使うと一駅でKL Sentral駅まで着きます。乗車時間は30分ぐらいで料金も55MYR(2023年12月現在で1700円くらい)なので、一旦KL Sentralまで移動したい人にはとても便利でした。

会社のオフィスがまさにKL Sentral駅のすぐそばで、自分はKL Sentral周辺のホテルを取ったため、とても便利でした。

現金かQRコードでしか支払えないところがある

日本もそうですが、個人商店のような規模のお店だとクレジットカードを受け付けてくれません。そのため、現金かQRコード決済を用意しておく必要があります。最低限のセーフネットになる現金を用意しておくのが安全でしょう。

自分は海外に行った際にはソニー銀行のキャッシュカードを使って現地ATMから引き出しています。ソニー銀行は為替レートがかなりお得で、手数料もそんなに高くないと思うので便利に使っています。

moneykit.net

blog.moneykit.net

ネットの情報によると普通に過ごすだけなら1日50MYRもあれば十分とのこと。だいたい3日しか滞在しないし、カードが使えるところにも行くので、200MYR程度ATMから引き出した。

Grab超便利

シンガポール出張は度々あるため、現地での移動のためにGrabのアカウントはすでに持っていましたが、マレーシアでも配車サービスといえばGrabなので同じアカウントを便利に使えました。料金もだいぶ安く、KL SentralからSunway周辺まで20km近く、35分の乗車で34MYR弱でした(日本円で1000円程度)。

また先のQRコードでの支払いに関しても、Grab PayというのがあってGrabアカウントに旅券番号を登録すればすぐに使えます。

電車は券売機の機嫌を知るのが難しい

Grabは便利なんですが、基本的に公共交通機関を無理なく使える場合は乗りたい主義なので、電車も活用します。Rapid KLという鉄道がKL Sentral駅を中心にクアラルンプール市内をさまざまに接続しているので、ちょっと乗ってKLCCのほうへ行ってみました。

まず切符売り場で切符を買います。日本のSUICA的なTouch'n Goというカードもあるのですが、券売機を使ってみたかったので切符にしました。

www.touchngo.com.my

これが券売機です。

この券売機がなかなかに曲者で、まずカードを使おうと思ったら「調子が悪いのでクレジットカードはやってません」という感じで使えませんでした(券売機右上の赤くステッカーで隠してある部分)。まあでも現金が余ってたので特に気にせず買います。路線を選んで、行き先の駅を選ぶと支払いの画面になります。

ここが完全にトラップで、券売機によって使える現金がまちまち!写真を見てわかるように、使えない紙幣には大きくバツ印が書いてあります。この券売機は5MYR紙幣まで使えますが、別の券売機を使ったときは紙幣が一切使えませんでした。小銭をそんなに持ってなかったので、そのときは仕方なく別の券売機に並びなおすわけですが、最終的な支払いの画面までこのステータスがわからないので、ちょっとしたギャンブル気分でした。

マレーシア国産車がとても多い

マレーシアは長年首相を務めたマハティール元首相が国産車構想を打ち立て、1985年にプロトン社を三菱自動車三菱商事との合弁で作ったあとに、それをうけてダイハツ三井物産との合弁でプロドゥアというコンパクトカーメインの会社が立ち上がった、という話を、マレーシア滞在中に大量のプロトン車、プロドゥア車を見かけて調べてみて初めて知りました。

おそらくGrabで配車を頼むと、結構な確率でこの2社の車が来ると思います。

商業施設のCフロアの意味がよく分からなかった

クアラルンプール市内のビル施設には当然いくつも階があるわけですが、その中でフロア名が「C」となっているところがチラホラありました。ヨーロッパ文化圏、北米文化圏の国にそれぞれそれなりに行ったことがありますが、C階という区分けを見かけた記憶がないのでなんだろうと思っていました。

特定の階がC階になるわけではなく、ビルによってその階の位置はまちまちで、ただ共通項としては他の施設と繋がっている階がC階になっていたので、おそらくConnectionとかそんなような意味合いの言葉の頭文字だろうと思っていました。

これはKLCCの階

こちらはNU Sentralの階

で、NU Sentralのフロアマップを見て「Concourse」と書いてあったので、なるほどと思いました。実際英語版Wikipediaには次のような説明がありました。

en.wikipedia.org

C for "Casino" or "Concourse"

もしかしたら他の国でも見かけているかもしれないけれど、この頻度で見かけるのはクアラルンプールの特徴かなあと思いました。

Duolingoのインドネシア語コースが予想以上に役立つ

せっかくマレーシアに行くので、多少現地語がわかったほうがいいと思い、行く2日前から付け焼き刃でDuolingoでインドネシア語のコースを取り始めました。「え、マレー語じゃないの?」という疑問を持つのは当然で、本当はマレー語のコースを取りたかったんですが、Duolingoにはインドネシア語しかなかったので、そちらを始めました。

www.duolingo.com

インドネシア語とマレー語は文法や語彙などは近しいものがあるため、知っているとある程度現地で看板などが読めたりします。

www.tufs.ac.jp

インドネシア語、マレー語はダイアクリティカルマークを使わないアルファベットを使い、発音もほぼローマ字読み(eやcがわかりやすく音が違う)で、文法はわりとシンプルで覚えやすい感じなので、学びやすいなと思いました。

www.tufs.ac.jp

現地で現地語を理解するというのは、この上なく楽しいものなので、出張や旅行に限らず、なるべく様々な言語を習得していきたいものです。

早朝にNEXがない

成田に朝6時に到着したのはおそらく初めてでした。

ja.flightaware.com

到着してみてから初めて気がついたのですが、成田エクスプレスの始発が7時40分とかで、せっかく早く成田に着いたのに1時間くらい暇な時間ができてしまいました。

www.jreast-timetable.jp

www.keisei.co.jp

ちょっとだけ始発が早く、かつ山手線までの所要時間はとりあえず短い京成スカイライナーに乗るという手もありましたが、なにせ山手線に着く頃には通勤ラッシュとぶつかる時間帯だったので、疲れた体で荷物を持ってその中を移動するのもためらわれたため、成田線快速逗子行きで品川まで行きました。結局座れはしたものの品川まで1時間半くらい千葉方面からの通勤混雑に遭遇したため、次はこのあたりのスケジュールも考慮して帰ろうかと思います。

参照