[24時間365日] サーバ/インフラを支える技術 ?スケーラビリティ、ハイパフォーマンス、省力運用 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)
- 作者: 安井真伸,横川和哉,ひろせまさあき,伊藤直也,田中慎司,勝見祐己
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2008/08/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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年末で買ったシリーズ第3弾。「Googleを支える技術」に続いて読みました。「Google〜」がソフトウェアを自前で用意して管理している分散システムについての紹介だとしたら、こちらはOSSをフル活用して冗長で安定した分散システムの構築方法についての紹介でした。
自分はプライベートでサーバを立てていますが、やはり複数のサーバを立てて分散を図ると
- 冗長性
- 安定性
- メンテナンス性
を確保するために、多くの工夫が必要だと痛感しました。特に「論理設計」と「物理設計」の各段階での最適化の方法に関しては考えさせられました。自分も仕事で企業システムを触る機会がこれからどんどん増えてくると思いますが、この本で言及されているポイントを強く意識していこうと思います。
個人的に興味がわいたのは
- memcached
- sarコマンド
- daemontool
の3つですね。memcachedを使えば簡単な掲示板的なものをメモリのみで実装できそうですし、daemontoolを使えば簡単に常駐アプリケーションを作れそうです。またsarコマンドはいままで意識しなかったレベルでのシステム監視ができそうです。
道具に溺れてしまっては本末転倒ですが、この本で紹介されていたように道具をしっかり選定して使うことで多くの問題を解決できる可能性を感じました。