はじめに
さて、ようやく安定稼動を始めたFreeNASのマシンですが、早速諸々計測してみましたよ。
テスト
条件
内容 | 約10GBのファイルを転送する |
---|---|
プロトコル | AFP, CIFS |
クライアントマシン | MacBook Pro 15'' Core i7 SSD 128GB |
ルータ | 1Gbps ?*1 |
マウントしている状態はこんな感じ
$ df -h Filesystem Size Used Avail Capacity Mounted on /dev/disk0s2 113Gi 51Gi 61Gi 46% / devfs 108Ki 108Ki 0Bi 100% /dev map -hosts 0Bi 0Bi 0Bi 100% /net map auto_home 0Bi 0Bi 0Bi 100% /home //GUEST:@enzocifs/enzo 8.9Ti 84Gi 8.8Ti 1% /Volumes/enzo-1 afp_3B0kgW0000003B0kgW000000-1.2d000007 8.9Ti 84Gi 8.8Ti 1% /Volumes/enzo
テスト用に5GBのデータを作成。
$ dd if=/dev/zero of=test10gb.img bs=1m count=5000 5000+0 records in 5000+0 records out 5242880000 bytes transferred in 39.850765 secs (131562845 bytes/sec)
いざ計測
- AFP
$ time cp test5gb.img /Volumes/enzo/share/ real 7m56.341s user 0m0.015s sys 0m33.396s
- CIFS
$ time cp test5gb.img /Volumes/enzo-1/ real 8m9.951s user 0m0.016s sys 0m10.042s
遅すぎやしないか?
そこで家で使ってる無線LANルータのスペック見てみた。
無線LANインターフェース部
データ転送速度 IEEE802.11n : 300〜6Mbps IEEE802.11g 54/48/36/24/18/12/9/6Mbps IEEE802.11b:11/5.5/2/1Mbps
有線LANインターフェース部
データ転送速度 LANポート:100Mbps/10Mbps Internetポート:100Mbps/10Mbps
あれ?100Mbpsじゃねーか!完全にやられた!無線が11n対応って書いてあったからてっきり1Gbps出てると思って使ってた!ショックすぎる。ガーン。
というワケで早速Amazonでポチった。
BUFFALO おまかせ節電 USBポート搭載 11n/b/g対応 ハイパワー 無線LANルーター Air Station 単体 WZR-HP-G301NH
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改めて計測
- AFP
$ time cp test5gb.img /Volumes/enzo/share/ real 1m33.876s user 0m0.014s sys 0m19.071s
だいぶ速くなった。だいたい30〜70MB/secで暴れてる。しかしもっと出てもいいんだけどなあ。何がいけないんだろう。
- CIFS
$ time cp test5gb.img /Volumes/enzo-1/ real 5m18.136s user 0m0.014s sys 0m9.737s
やはり速くなったものの劇的な改善ではない。どうも見てみるとsmbdの限界が20MB/secくらいにある気がする。スループットが全然上がってない。某友人は同じような条件で100MB/secは出ているのでやはり設定がいけないのだろう。
まとめ
今回のまとめは以下
- かなりの速さが出ていて大変よろしい
- とはいえまだまだスピードを出せるはずなのでもうちょっと頑張りましょう
- 世の中には802.11nが使えるのにも関わらず、有線が1Gbps出ないルータがあることを覚えておこう
*1:本当に気付かなかった