はじめに
こんにちは、StackdriverあらためGoogle Cloud Operations担当者です。製品ブランドが変わると外向きにいろいろお伝えしなければならず、手間が増えますね。
さて、COVID-19により緊急事態宣言が発出されまして、家で過ごす時間が長くなった結果、開発環境周りを整えたりする必要が出てきまして、サブ開発機として使っていたXPS 13'' (9350)にUbuntu 20.04 Desktop + Regolith Linuxを入れ直してi3wmの快適な開発環境として利用していました。しばらくすると突如としてタッチパッドの右クリックが右クリックとして認識されず、左クリックとして認識されるようになってしまったので、それを直したというメモです。
症状
ブラウザを始めとして、多くのPCでのGUIでは右クリックメニューという形で、マウスの右ボタンをクリックしたときにだけ表示されるメニューがあります。いまメインで使っているGoogle Chromeでもそうで、右クリックメニューでウェブページに表示されている画像を直接クリップボードにコピーしたりする便利機能があるので頻繁に使っています。これが使えなくなったわけです。
おかしいと思い、Ubuntu 20.04のデフォルトとして利用されているGNOME設定にてマウスのテストをしてみたところ、たしかに左クリック(主ボタン)として認識されていました。
GNOME Tweaksのインストールと設定
GNOME設定にはマウスの右クリックに関する設定は主ボタンにするかどうかしかないので、GNOME Tweaksをインストールします。
$ sudo apt install gnome-tweaks
インストールしたあと「キーボードとマウス」の設定で「マウスクリックのエミュレーション」で「エリア」を選択します。
これで無事に右クリック(副ボタン)が認識されました。