2008年10月 Oracle本社にて撮影
はじめに
2011年04月15日付で日本オラクル株式会社を退職致しました。
退職しました。3年間お世話になりました。 (@ オラクル青山センター) http://4sq.com/hiyBHG
— Yoshi Yamaguchi (@ymotongpoo) 2011年4月15日
日本オラクルと私
2008年04月に新卒として入社以来、SOA系の製品中心のエンジニア*1としてアプリケーション基盤およびパッケージ製品の連携に関する検証や機能改善などを行って参りました。入社以前には知り得なかった「エンタープライズ領域」に触れるきっかけとなり、クリティカルな基幹システムの実装などで実際の現場を知るいい経験となりました。
RDBMS製品で有名なオラクルに入社して、最初にSOA系ソフトウェアの担当になったと聞いたときは正直がっくり来たところもありましたが、既存パッケージシステム同士の連携やSOA環境下でのサービス置換などを如何に拡張性を持たせて行うかという大きな制約付きの調整や、日本語化・日本市場に適用していない製品を如何に適用していくか、といった技術以外の部分の交渉など、パッケージベンダーならではの経験も出来ました。
また入社半年後にはUS本社でのSOA関連製品開発部門への長期出張へも行かせていただき、グローバルの組織との関わり方や海外での働き方などを知る素晴らしい経験を得ました。そしてなにより、漠然とイメージしていた「シリコンバレー」を肌で感じ、そこで働く多くのエンジニア(Oracleだけでなく)と交流し、StanfordやU.C.Berkeleyをこの目で見て得た実感は本当に刺激的で素晴らしいものでした。日本で生まれ育ち、海外居住経験がなかった私にとって、何事にも代えがたい経験をさせていただいたことに感謝しております。
コミュニティ活動
今や「オラクル青山センター」はコミュニティ活動の会場として認知されています*2が、ちょうど私が2008年12月末に本社出張から帰国してからたくさんのコミュニティ活動に対して会場提供に関わらせていただきました。*3
入社1年目の新人が半ば強引に使おうとしたのがきっかけだったにも関わらず、多くの先輩方がそういった活動を良しとし、活動が軌道に乗るまでのサポートをしてくださったことには感謝してやみません。そしてオラクル青山センターがこういった活動の中心地として、多くの人にきっかけを与え続ける場であり続けることを願っています。私以外にも @yokatsuki @yoshioterada @takabow @hanizo 等々多くの方々が運営に関わってくださっていますので、きっとこれからもこうした活動は継続してくださることでしょう。
ありがとうございました
私自身の将来を漠然と考え、日本オラクルを退職し、新しい職場で働くという選択をすることになりました。退職のご連絡が遅くなってしまってご迷惑をおかけしてしまったことも申し訳なく思います。しかしながらどこかで決断しないと先に進めないと思い、このような形となりました。
日本オラクルという会社でご一緒させていただいた方々も本当に人間として魅力的な方が多く、新卒入社をした会社ということを差し引いても、私は日本オラクルという会社が好きです。そんな職場から離れることは正直辛いです。特に同期入社の方々とは入社以来同僚としてだけでなく、休日に旅行に行ったり、飲みに行ったりと、多くの時間を共有させてもらいました。私の同期の仲の良さは異常です。そんな同期入社の面々と正直離れることは寂しいです!
日本オラクルが、これからもチャレンジし続けるIT企業としてご活躍されることを願っております。
私自身は前から興味を持っていた世界に飛び込んでチャレンジしていこうと思っています。これまでお世話になってきた方にはこれからもお世話になることとなると思います。どこへいっても「Python界の情弱」として頑張っていく所存ですので、今後ともよろしくお願いします。
*1:肩書きは「コンサルタント」でしたが、まあ私の気持ちとして
*2:と思っています
*3:会社のブログでも紹介されました(だんだんと「ご存知」に?青山センターでの勉強会 - Oracle Technology Network Japan Blog)