はじめに
こんにちは、Google Cloud Operations担当者です。Stackdriverという名前は歴史になりました。
さて、最近はどのキーボードキットを見てもたいていProMicroはコンスルーを同梱していたり、その使用を推奨していますが、PCBのスルーホールのサイズによっては使えなかったり、あと地味に高い。
で、ProMicroのソケット化で探してみると、ソケットは丸ピンのICソケットとかを使っていて、リードダイオードの切り取った足を使ってソケット化するというような記事を多く見かけます。
しかし、自分はどうもそのピンの強度に不安を覚えたため、それとは別の方法でソケット化できないかと思って秋月電子のサイトを眺めたりしていたのですが、そこで良さそうな部品を見かけました。ロープロファイルピンソケットです。
これに、ProMicro付属のピンヘッダを普通にはんだ付けしてしまうとスペーサーが2つになり、高さが出てしまうため、ピンヘッダからピンを引き抜いて使おうという魂胆です。
やってみた
まず、先のピンソケットは1x20なので、これを1x12のサイズに切り離します。ニッパーで簡単に切れます。
次にProMicroに付属するピンヘッダからピンだけを抜き取ります。ラジオペンチで簡単に抜けます。
ピンソケットを基板にはんだ付けするために、マスキングテープで固定します。
はんだ付けしたら、そこにProMicroを載せて、上からピンを挿していきます。ピンを挿してから載せるのは至難の業になるので、先にProMicroをピンソケットに載せるのがポイントです。全部挿すと多少斜めに刺さったりしているものの、いい感じにはまります。あとは当たり前ですが、ProMicroの上下の向きには気をつけましょう。ただソケット化してるので片方だけなら間違えてもなんとかなりますね。
はんだ付けしたら飛び出したピンをきれいにカットしていきます。
見た目はかなり良い感じですね!高さも普通にピンヘッダを使って直接基板にはんだ付けしたときと変わりません。その後IC抜きなどを使って抜いてあげると....
良い感じにソケット化出来ました!ピンも普通のピンヘッダのピンを使っているので強度的にも安心です。
実際に使ってみて
懸念していたのは、このロープロファイルピンソケットが何回抜き差しに耐えうるかという点です。抜き差ししすぎてだめになったら、結局キースイッチを全部外さないと取り外せなくなってしまいます。データシートにも何回まで可能といった数字は書いてありませんでした。
とりあえず5回程度抜き差しした状態では普通に問題なく導通しているようので、しばらく様子を見ようと思います。しょっちゅう抜き差しするものでも無いと思いますし、万が一のときのための保険としては十分機能しているかなと思います。