はじめに
こんにちは、Go界のアラン・アーキンです。今日、また1歳年齢を重ねてしまいました。例のやつ貼っときます。
関連エントリ
1年の振り返りも8年目になりました。
- YAMAGUCHI::weblogの2007年を振り返る - YAMAGUCHI::weblog
- YAMAGUCHI::weblogの2008年を振り返る - YAMAGUCHI::weblog
- YAMAGUCHI::weblogの2009年を振り返る - YAMAGUCHI::weblog
- YAMAGUCHI::weblogの2010年を振り返る - YAMAGUCHI::weblog
- YAMAGUCHI::weblogの2011年を振り返る - YAMAGUCHI::weblog
- YAMAGUCHI::weblogの2012年を振り返る - YAMAGUCHI::weblog
- YAMAGUCHI::weblogの2013年を振り返る - YAMAGUCHI::weblog
ブログに関して
とにかくエントリの数が減ったなあという印象。書けないことが多いというより、社内でいろんな人と話をしているうちに満足してしまうということが多いのが原因だと思います。
Qiitaなどに書く記事などもあるけれど、もうちょっと自分の整理のために、初心に帰って、アウトプットの量を増やしていこう。
ymotongpooの2014年
昨年立てた目標
まず昨年末に立てた2014年の目標を振り返ります。
YouTube(のAPI)の人として認知してもらえるようになる
昨年10月にDeveloper Relationsチームに異動して、YouTube APIのDeveloper Advocateになりましたが、その後今年3月に組織再編があり全サービス・製品の担当となりました。 そのため、YouTube APIのみに割く時間というのはだいぶ減りましたが、それでもずっと継続してYouTube APIのサポートなどは続けているため、社内外からの問い合わせなどもずいぶんと多くいただいた一年でした。
特に今年一番大きかったのはYouTube APIのWii U SDKへのインテグレーションです。任天堂社のご協力により、Wii Uでのゲームプレイ動画をパソコンを介することなく、直接YouTubeへとアップロードできるようになりました。
YouTube APIでは動画のアップロードの際、手元に動画ファイルが用意されていることが前提となります。ここで動画アップロード機能をゲーム本体あるいはゲーム用SDKに組み込むとなると、ゲームプレイ動画を「作成」する必要があります。 したがってYouTube APIをWii U SDKに組み込むには次のような課題がありました。
- 通常は画面にレンダリングされるだけのゲームプレイ映像をキャプチャし、動画ファイルの形にエンコードする
- エンコード時間を短くしつつ、アップロードを行う
- ネットワークがトラブルにより切断された場合レジュームアップロードを行う
1と2に関してはYouTube APIおよびそのクライアントライブラリで提供しているものではなく、独自実装を行っていただく必要がありました。 しかしそこは任天堂社。白川さんを始めとする社の技術者の方々の技術力により見事に実現され、YouTube APIを用いたゲームプレイ動画アップロード機構のすばらしい参照実装となりました。
3に関してはブログエントリにあるとおり、YouTube APIで提供しているレジュームアップロード機能を利用しています。 Wii Uですので、携帯と違い、安定した帯域を持つ有線ネットワーク環境からアップロードされることを想定していますが、スムーズなレジュームアップロード機能により、よりユーザビリティが向上したと思います。
YouTube APIにはアップロード以外の機能がたくさんあり、Wii U SDKではそれらも多くの場所で利用されています。
また、カヤック社のLobi REC SDKでもYouTube連携の機能が加わり、モバイルゲームのゲームプレイ動画を簡単にYouTubeへとアップロードができるようになっています。これまで国外でもちらほらと聞いていた事例も日本国内で見られるようになったことは自分としても嬉しいものです。
今年はそういった意味ではYouTube APIは少なからずの広がりを見せていると思いますし、来年はゲームプレイ動画を活かした収益的な成功事例を少しでもお手伝いできればなと思っています。
Go言語のさらなる普及
上のトレンドは2013年1月からの"golang"というキーワードの検索ボリュームですが、順調に右肩上がりにボリュームが増えていることが見て取れます。
今年も昨年と同様に2回のGo Conferenceの運営に関わりました。 またカンファレンスだけでなく、その運営者周辺でカート大会をするという、ファンイベントにも参加して、非常に充実した1年でした。
とくに先月末に開催されたGo Conference 2014 autumnはこの会のターニングポイントになったと感じています。まずGoの生みの親であるRob Pikeがキーノートをしてくれたこと、そして僕が運営の表に立たなくなったことです。
前者に関しては、(Goに限らない)レジェンドが自らの言葉で、その設計思想を語ったことに大きな意味があると思っていて、キーノートや口頭でのQ&Aではフォーラムやメーリングリストで文字で読むよりも説得力がありました。 また後者に関しては、Go Conferenceがこれからも継続可能な形として存続できるように僕は今回を機に支援役に回ることにしました。結果@tenntennさんや@Jxck_さん、会場を提供してくれた@deeeetさん、Tシャツを用意してくださった@nuki_ponさん、そして当日運営を快く引き受けてくださった運営の方々みなさんのおかげで過去最大規模のイベントとなりました。
またGoConにかぎらず多くのGo関連イベントも開催されました。Go関連の日本語情報はGoogle+のコミュニティで数多く共有されているので、ぜひ参加&書き込んでください!
翻訳本出すぞ
出版することが出来ました。
- 作者: Fred Hebert,山口能迪
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2014/07/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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英文翻訳をするという行為は自分の英語力と翻訳対象に対する理解を求められる、高度な技能だと思います。 この翻訳を通じて、自分の技術力を思い知らされると同時に、多くの方々のレビューを通じて非常に勉強させていただきました。
出版に至るまでの苦労などは、上にリンクされているエントリに任せるとして、今後も淡々と英語や技術系の勉強を行いつつ、より良い品質の翻訳ができるように努めていきます。
カメラの機能をひと通り使いこなす
昨年末にNikon D610を購入して以来、旅行やイベントのたびに一眼レフカメラを持ち歩いて、カメラの練習を続けています。その中で多くの機能を知り、状況に合わせた利用というものもできるようになってきました。ところが、今度は現像やクロップの技術がまだまだ未熟すぎて、もどかしい思いをすることも増えました。来年は現像も色々と試して、より深みのある写真を撮れるようにしたいなあ。
非常に奥が深い趣味なので、これからもこのカメラを使い続けて、いい写真撮るぞ。
来年に向けて
今年は変化が多い年だったけれど、来年は腰を据えて何かに取り組みたいと思う。
- Go関連情報の継続的なアウトプット
- なかなか出てない情報があるなあと思うのでその辺の情報を共有していきたい
- Android開発の技術力の向上
- 課長に質問する回数は減らしていきたい
- 「通知」に関する研究
- 最近は「通知」に興味があるので、いろいろな方に意見を聞いてまとめたい。
- 英語力の向上
- 最近英語記事読んでてわからない単語や表現が増えた気がする。良くない。
- 仏教について学ぶ
- 仏教おもしろい
- 経済について学ぶ
- 経済おもしろい
- RAWデータの現像技術の向上