YAMAGUCHI::weblog

海水パンツとゴーグルで、巨万の富を築きました。カリブの怪物、フリーアルバイター瞳です。

YAMAGUCHI::weblogの2019年を振り返る

はじめに

こんにちは、Stackdriver担当者です。今年も振り返りがやってきました。今年はあまり多くのことができなかったのですが、振り返りのために書いておきます。

あと例のやつを貼りました。よろしくお願いします。

関連エントリ

ymotongpooの2019年

去年立てた目標

  • ログに関する知見の向上
    • オブザーバビリティ領域でも特に来年はログの領域の知見を高めていきたいと思っています。
  • ジム
    • 2年半以上続けているので来年も頑張ります。来年は絞りたい。
  • 部屋の片付け
    • いろいろとものが増えてきたので不必要なものは捨てつつ、デッドスペースの有効活用などをしたいと思います。

オブザーバビリティ領域に関して

クラウド関連

Google CloudのDeveloper Relationsチームでオブザーバビリティ領域の担当としてStackdriverだけでなく自社が関わっているオープンソースプロダクトであるOpenCensusOpenTelemetryなどの知見を広めつつ、より多くの開発者に利用してもらいフィードバックを集めるべく、イベントの開催やイベントでの登壇、カスタマー企業でのインタビューなどをしていました。

など

とくに今年はOpenCensusとOpenTracingが6月のKubeCon EUでOpenTelemetryにマージすることが発表されたので、Stackdriverへの対応やOpenTelemetryコアメンバーとの定期的なディスカッションなどをして初期リリースのタイミングでの仕事をしていました。

特に今年の11月にあったVelocity BerlinでのOpenTelemetryの3時間ワークショップはいままでになかった経験で、異なる会社の複数のメンバー、しかも住んでいる国や都市もバラバラなチームでオンラインでワークショップのコンテンツを作りつつ、本番一発勝負でワークショップをこなしました。

その時の知見の一つがこちらのエントリで書いたものです。

OpenTelemetryはようやくMetrics部分の仕様が落ち着きつつある段階なので、来年はいよいよ各種APMツールなどの対応が進み、実用例も増えてくるのかなと思います。OpenCensus meetupはOpenTelemetryへのマージが発表されてからは開催せずにもろもろ落ち着くまで様子見していたのですが、来年は新しく用意されたconnpassグループでイベントをまた再開していきたいなと思います。

opentelemetry.connpass.com

また3月に書いたこのエントリーで「オブザーバビリティのオンラインコミュニティをやりたい」というコメントを書いて、実際discordのサーバーを立ち上げたのですが、やっぱりオンラインのコミュニティはなかなか難しいですね。

来年はまずはこじんまりとオブザーバビリティ周りを様々な角度からワイワイとやるオフラインな会をちょこちょこやっていきたいなと思います。

Go関連

今年も @tenntenn さん、@budougumi0617 さん、@micchiebear さん、@shibu_jp さんといったみなさんとGo Conference の運営を行いました。

特にGo Conference 2019 Autumnは今後に向けて「有償化」「平日開催」という試みをしたわけですが、多くの方に参加いただき、これまでのGoConと変わらぬトーククオリティで、次に繋がる会になったなあと思いました。

また福岡ではfukuoka.goの方々を中心として初めて東京以外の都市でGo Conferenceが開催され、運営の品質の高さに驚くとともに、日本のGoコミュニティのさらなる拡大も感じました。

今年から新設されたGo GDE (Google Developer Expert)に日本から @tenntenn さんと @mattn さんが初期メンバーとして選出され、日本のGoコミュニティの世界とのつながりが強くなっていくのも実感しました。来年もDeveloper Relationsチームとしてお二人の活躍をサポートできればと思っています。

個人的にはGo関連ではプロファイラーやパフォーマンスチューニング周りの知見を深めた一年でした。

Stackdriver Profilerの開発チームが google/pprof の開発も担当していることもあり、来年は pprof を中心としたGoプログラムでのパフォーマンスチューニングなどを広く共有できればなと思います。

生活

去年の終盤からいろいろと状況が変わって、自分の時間というのがだいぶ減って、平日夜や週末の時間の使い方というのがだいぶ限られた感じになっています。そういうなかでイベントへの参加というものを改めて考えると、もっと違ったあり方があってもいいなと以前より強く思うようになりました。

そしてそれと同時に多くの人に支えられていることを実感した1年間でもありました。自分が時間的に制約があってできない分、人に積極的に頼って、結果としてより大きなことができたような気がします。

@tenntenn さんとオンラインコミュニティの強化の話などを最近はしているので、上のオブザーバビリティのチャットコミュニティなどでもうまく進めていけるようにしたいなと思います。

出張/旅行

今年も出張や旅行で国内外を移動しました。

  • 2月: Sunnyvale
  • 4月: Hawaii
  • 5月: Cleveland, Mountain View
  • 6月: Singapore
  • 7月: 福岡、San Diego
  • 8月: 京都、Chicago
  • 9月: 大阪
  • 11月: Berlin, San Diego
  • 12月: Bangalore, Hyderabad, Chennai, Delhi, 山梨

特に今年は初めて行く国が年の最後に立て続けにあったのと、その2つの出張がそれぞれ自分にとって新しい挑戦だったのもあって刺激的なものとなりました。都市自体に感じたことは別のエントリーに書きました。

すでに来年の3月のカンファレンスのプロポーザルが通ったり、来年頭にはチームのオフサイトイベントがあったりと出張の予定がいろいろと決まっているので、来年も体調を崩さないように頑張りたいと思います。

ジム

上のような調子だったので、3-4月、9-10月あたりは最大週5回ジムに行くなど充実したジム生活を送っていたわけですが、11月から12月頭にかけては、週2回が限度でした。

時差がある都市に行くと時差ボケで体調が万全でなくなるだけでなく、出張中は様々なイベントを1日に詰めているため、朝起きたあとすぐか、アルコールを摂取しないでホテルに戻ったあとにしかジムに行けないため、なかなか行く時間を作れないのがもどかしいです。またジムに行けたとしても、ホテルのジムは設備がまちまちで、ダンベルセットがあっても最大で20kgだったり、そもそもフリーウェイトの設備がなかったりと、満足の行くトレーニングはなかなかできません。

また上述した生活の変化により疲れがたまったからか、今年はついに初めてぎっくり腰になりました。

ぎっくり腰になってすぐに海外出張にいくことになった - YAMAGUCHI::weblog

30代後半にもなるとやはり体のどこかに支障が出てくるわけで、鍛えるというよりもこういうことを予防するための側面をより強めていこうと思う一年でした。

FP業

去年FP 2級の資格を取ってからほそぼそとFP業をやったりしていて、月で均すと飲み会代の足しになる程度の副収入があったりした1年でしたが、コンスタントに相談をもらえているのはありがたいなと思いました。

また自分でFP業をやるだけでなく、もっと色んな人に知見を共有したいなと思って次のようなイベントを開催したところ、多くの方に関心を持ってもらえました。

connpass.com

第2回を行う予定でいたのですが、予定がいっぱいで気がついたら年末になってしまっていたので、来年また開催出来ればなと思います。

またFPに相談はしたいけれど、いきなり行くと商品を売りつけられそう、という印象を持っている人も多くいることを知りました。独立系のFPはそういう心配を取り除いて、真に必要な知識を共有しつつ顧客のプランを立てるのが仕事なので、そういうものに興味がある方がいたらご連絡ください。

来年に向けて

  • オブザーバビリティ関連の展開
    • 今年よりも露出を増やしつつ、OpenTelemetryやpprof周りの開発に積極参加
  • 執筆/翻訳をまとめる
    • 複数の書籍関連の話があったにもかかわらず進捗が大変芳しくなく、各所にご迷惑をかけたいので、来年中に終わらせます。
  • FP業の展開
    • 独立系FPとしてより展開していきたいです